Fourplay(フォープレイ)「Fourplay」のレビューとおすすめ曲

2019年3月7日

Fourplay(フォープレイ)「Fourplay」のレビューとおすすめ曲サムネ画像

どんな業界でも『この人は外せない!』という超有名人がいるもので、もちろんスムースジャズの世界にもいます。

それに該当するアーティストである、Bob James(ボブ・ジェームス)、Harvey Mason(ハービィー・メイソン)、Lee Ritenour(リー・リトナー)、Nathan East(ネイザン・イースト)の4人が集まって結成されたのがFourplay(フォープレイ)です。

今回は彼らのファーストアルバム「Fourplay」について、レビューやおすすめ曲を紹介していきます。

Fourplay(フォープレイ)「Fourplay」概要

タイトル Fourplay
収録曲
  1. Bali Run
  2. 101 Eastbound
  3. Foreplay
  4. Moonjogger
  5. Max-O-Man
  6. After the Dance [ft: El DeBarge]
  7. Quadrille
  8. Midnight Stroll
  9. October Morning
  10. Wish You Were Here
  11. Rain Forest
発売日 1991年10月10日
通常価格※1 2,516円
レーベル Warner Bros.
参加アーテイスト
形式 CD、Import(輸入盤)、日本語版あり
購入はこちら
  • ※1:販売価格はタワーレコードを参照にした値段です。輸入盤や日本語版、ショッピングサイトによっては価格が変わることがあります。

全体レビュー:第一線級のプロ4人による調和のとれたセッションが心地よい

主要メンバーであるBob James(ボブ・ジェームス)、Harvey Mason(ハービィー・メイソン)、Nathan East(ネイザン・イースト)、Lee Ritenour(リー・リトナー)は、それぞれが当時既に第一線級で活躍していたプロミュージシャン。

ある意味出会うべくして出会った4人から駄作が生まれるはずもなく、それぞれのセンスを抽出して作られた11曲はすべてが心地良く耳に入ります。

安定感抜群の演奏とメロディがしっとりと浸透していく感覚は、当時Fourplayを聴いた人たちにもおそらく衝撃だったかもしれない。

おすすめ曲1:101 Eastbound

おしとやかな出だしで始まったかと思えば、Lee Ritenour(リー・リトナー)のエレキギターが入った途端に遊び心あふれるメロディに変わってしまって、そんな意表を突くメロディにグッと来ます。

節々に区切りをつける独特の場面があり、メンバーそれぞれの演奏やセッションも盛りだくさんの1曲ですな。

おすすめ曲2:October Morning

本作の中では「Max-O-Man」に続いてアップテンポな曲で、Lee Ritenour(リー・リトナー)のギターとBob James(ボブ・ジェームス)のピアノが織りなすメロディが楽しめます。

どちらかというとLee Ritenour(リー・リトナー)寄りの曲ではありますが、彼を引き立たせるかのような場面がチラホラと見受けられる、メンバーのレベルの高さがうかがえる作品ですね。

おすすめ曲3:Quadrille

Quadrille(カドリール)は4組の男女がカップルになり四角になって踊るダンスのことで、その活発で優雅な踊りを表すかのようなメロディがいいですね。

『ビッ』と鳴るNathan East(ネイザン・イースト)のベースが、またいいアクセントかなと。ピアノやエレキギターが程よく締まるというか、踵(きびす)を返すようなシャープな瞬間もまたオツです。

まとめ:Fourplay第1作目にしてこのクォリティ!

Fourplayの作品は数多く聴いてきましたが、『1作目にしてこのクォリティだったのか』と改めてメンバーのハイセンスな曲作りに脱帽しました。グループとしての第一作目にして、最もバランスのとれた作品でしょうね。

仮にメンバーの1人だけのファンであっても、このグループ・サウンドなら期待して聴いていいと思います。

Fourplay(フォープレイ)についてはこちら→Fourplay(フォープレイ)のプロフィールとリリース曲(ソロアルバム)まとめ