Norman Brown(ノーマン・ブラウン)「Highest Act of Love」のレビューとおすすめ曲
実はこの記事を書く前に、Norman Brown(ノーマン・ブラウン)の2作目『After the Storm(1994年)』を引っ張りだしていたんですが、Amazonを調べていたら新作が出ていることを知り、急遽購入してこの記事を仕上げました。
やっぱり新作があるならそっちを聴きたいですもんね。
というわけで、そんな彼のソロアルバムとしては10作目にあたる「Highest Act of Love」について、レビューやおすすめ曲を紹介していきます。
Norman Brown(ノーマン・ブラウン)「Highest Act of Love」概要
タイトル | Highest Act of Love |
---|---|
収録曲 |
|
発売日 | 2019年2月22日 |
通常価格※1 | 2,581円 |
レーベル | Shanachie |
参加アーテイスト |
|
形式 | CD、Import(輸入盤)のみ |
購入はこちら | |
- ※販売価格はタワーレコードを参照にした値段です。輸入盤や日本語版、ショッピングサイトによっては価格が変わることがあります。
全体レビュー:包み込むようなギター
Norman Brownらしいギタープレイを抑えつつも、全体的にどこか落ち着いた、包み込まれるような雰囲気が感じられます。
実は冒頭で書いた『After the Storm(1994年)』は、Norman Brownらしさが全面に出た作品でもあるので最初に書こうかと思っていたんです。いずれ記事にしますが、当時と比べるとずいぶん作風が変わっていることに気が付きます。
レーベルやプロデューサーによっても変わってくるのですが、一番は本人の心境の変化。例えば海外のアーティストって、自分の妻や子供への感謝や愛情を表した作品を作ることがありますよね。その折に、曲の雰囲気がガラッと変わることがよくあるんです。
ちなみに参加アーティストのRochella Brown(ロシェル・ブラウン)は、Norman Brownの娘さんです。8作目にあたる『Sending My Love(2010年)』当時は音楽院に通っていたようで、現在は歌手として活躍されています。
現在Berklee音楽院に現役で通っている娘のRochellaと一緒に歌うKenny Logginsの名曲 “Celebrate Me Home.”、Sounds Of Blacknessもコーラスで参加。
ここからは管理人の想像ですが、人が最も愛情を注ぐのは自身の子供ですから、Highest Act of Loveを『至上の愛』と訳すならば、本作を歌手となった娘へ送る作品と捉えるのも一興ですね。
もちろん想像の域を出ないので本人に聞かないと分かりませんけど、そんなシチュエーションを思いながら聴くのもまたオツではないでしょうか?
おすすめ曲1:Don’t Make Me Wait
出だしの物寂しい入りから、安定感のあるメロディへの誘いが非常にグッと来ます。
そこに『ミョョ~ン』という音がスパイスのようにメロディを盛り上げてくれ、ギターとの相性もなかなか。
全体的なバランスもよく、運転中に聴いても疲れにくい曲ですね。
おすすめ曲2:My Window To Heaven
バックグラウンドのジャカジャカとしたリズムが、Norman Brownのギターは本当に良く引き立ててくれる1曲です。
それにポワンポワンとしたギターの1音1音が心地よいのなんの。
夕暮れの海沿いで、陽を浴びながら聴いたら最高だろうなぁ。
おすすめ曲3:Peace Of Mind
アップテンポながら哀愁を感じるメロディラインが特徴的ですね。
オクターブの低い音から急にオクターブの高い音になる瞬間、そしてNorman Brownらしいギタープレイも楽しい。
これまでのNorman Brownっぽさがあるかな。
まとめ:絞り切れない名曲揃い
正直、このアルバムにハズレ曲ないと思います。
『Inside the Garden of Peace and Love』『The King Is Here』もおすすめですから、絞り切れない……。
ところで、今後も引き続き、娘さんはボーカルに参加する感じなのかな。
Norman Brownについてはこちら→Norman Brown(ノーマン・ブラウン)のプロフィールとリリース曲(ソロアルバム)まとめ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません